何だか気分が軽くなった気が、する。 目の近くにあるホクロと、耳あたりまである茶色い髪が印象的。 笑ったときは、目尻にしわが出来て、えくぼがある。 教室の窓が開いているから、風が吹き込んできた。 私の黒髪が揺れる。 彼が教室に入ってくる。 座っている私の目の前まできて、 手を伸ばす。 長い髪を私の耳にかけながら、言った。 「やっぱり髪、いいね」 柔軟剤なのか、シャンプーなのか、シトラスの爽やかな香りがした。