私は運動音痴で瑠翔とは正反対だった

体育はハードル。

1番私が嫌いなものだ…

体育の授業。

『かーぁ!お前コケんなよ?』

「失礼ね!コケないよ!」

ータイム測るから並びなさい!ー

『「はーい!」』

ドキドキ私の番だ。

『かーぁ!目あけろ!大丈夫だから!』

よーいドン!

ガシャーン

「…っ痛ぃ」

先生「大丈夫!?」
「だ、大丈夫です!」
(いた。立てないし。どうしよ。)

『大丈夫じゃねえだろ!?保健室いくぞ。』

「え、いいよ?大丈夫だし。洗うだけで」

『お前さぁ女なら傷とか気にしろよ。』

「ごめん。」
(女の子扱いされたの初めてだ)

~保健室~

『先生~!こいつみたって~!』

先生「分かったわ~ちょっと待って~」

『はーい。お前そこ座れ。』

「え、あうん。」
トスっ

『お前足上げろ。水かけねぇととりあえず』

「自分でやるよ!!」

『おい!怪我人!動くなや!』

「はい。」

いつも意地悪してくるくせに

ドキドキ…

私は瑠翔の優しさにどきっとした。

クラッ

私の記憶は途絶えた

目を開けるとベットの上にいた

『かーぁ!起きたか?お前倒れたんだよ』

『貧血じゃね?お前からだよわいだろ』

私は体が弱いため倒れるのは少なくはなかった