「あれ、ハーフじゃなかった?」

希里が彼女に聞いた。

「え? あぁ!お母さんがハーフです。」

三役全員の視線が俺に集まった。

「あれ? 皆さん私がハーフって思ってたの? 違いますよー!日本語も不自由ないですから、安心してください!」

「…おう、よろしく。」

三役(特に希里)の視線が痛かった。

「まぁ、それは置いといて…
教室に行こうか。みんなも待ってるだろうから。」

「はい!」

相谷だけが、返事をしてくれた。