「よかった! そんな美空ちゃんへ幸せの切符をお届けに参りました」
「幸せの切符……ですか?」
声を弾ませ言うと、叔母さんはバッグの中からA4サイズの封筒を取り出した。
「いいご縁があったって言ったでしょ? 相手はその人なんだけど、どうかしら」
いいご縁? 相手はその人?
叔母さんの言葉を頭の中で繰り返し見つめる先は、テーブルに置かれた封筒。
「え……やだ、もしかしてお見合い話ですか?」
冗談でしょ? 私にお見合いだなんて。
引きつる顔で聞くと、どうやら冗談ではないようで叔母さんはにっこり笑った。
「とっても素敵な人なのよ。美空ちゃんとお似合いだと思うし。製薬会社の副社長で、家柄も申し分ナシだし! 一度会うだけ会ってみない?」
「いや、そんなお見合いだなんて……」
それに製薬会社の副社長さんなんて、不釣り合いじゃない。どうして私みたいな相手とお見合いを?
「も、もしかして叔母さんが無理やりセッティングしてくれたんですか?」
ありえる話に恐る恐る尋ねると、叔母さんは声を上げて笑った。
「幸せの切符……ですか?」
声を弾ませ言うと、叔母さんはバッグの中からA4サイズの封筒を取り出した。
「いいご縁があったって言ったでしょ? 相手はその人なんだけど、どうかしら」
いいご縁? 相手はその人?
叔母さんの言葉を頭の中で繰り返し見つめる先は、テーブルに置かれた封筒。
「え……やだ、もしかしてお見合い話ですか?」
冗談でしょ? 私にお見合いだなんて。
引きつる顔で聞くと、どうやら冗談ではないようで叔母さんはにっこり笑った。
「とっても素敵な人なのよ。美空ちゃんとお似合いだと思うし。製薬会社の副社長で、家柄も申し分ナシだし! 一度会うだけ会ってみない?」
「いや、そんなお見合いだなんて……」
それに製薬会社の副社長さんなんて、不釣り合いじゃない。どうして私みたいな相手とお見合いを?
「も、もしかして叔母さんが無理やりセッティングしてくれたんですか?」
ありえる話に恐る恐る尋ねると、叔母さんは声を上げて笑った。



