けれど上映が始まるまで君嶋くんと映画の話で盛り上がり、次第に戸惑いが消えていく。
それから映画を楽しみ、上映後はお互いあまりの面白さに興奮状態のまま、お昼を食べながら映画の話で盛り上がった。
「すみません、お昼までご馳走になってしまって」
映画館と併設されている商業施設で昼食を済ませたものの、ここでも君嶋くんに奢ってもらってしまった。
会計を済ませた彼に声をかけると、手を左右に振った。
「本当に気になさらないでください。俺が出したくて出しているんですから」
「ですが……」
言い掛けた時、君嶋くんのスマホが鳴った。彼は立ち止まり相手を確認する。
「すみません、会社からです。ちょっといいですか?」
「はい、このへん見ています」
「わかりました、すぐ戻ります」
そう言うと君嶋くんは慌てて人が少ない場所へと向かった。
そんな彼の後ろ姿を見送った後、自然と漏れたのは大きな溜息。
「なにやっているんだろう、私……」
喧騒の中、ポツリとこぼれ出た本音。
トボトボと立ち並ぶショックを眺めては歩を進める。
それから映画を楽しみ、上映後はお互いあまりの面白さに興奮状態のまま、お昼を食べながら映画の話で盛り上がった。
「すみません、お昼までご馳走になってしまって」
映画館と併設されている商業施設で昼食を済ませたものの、ここでも君嶋くんに奢ってもらってしまった。
会計を済ませた彼に声をかけると、手を左右に振った。
「本当に気になさらないでください。俺が出したくて出しているんですから」
「ですが……」
言い掛けた時、君嶋くんのスマホが鳴った。彼は立ち止まり相手を確認する。
「すみません、会社からです。ちょっといいですか?」
「はい、このへん見ています」
「わかりました、すぐ戻ります」
そう言うと君嶋くんは慌てて人が少ない場所へと向かった。
そんな彼の後ろ姿を見送った後、自然と漏れたのは大きな溜息。
「なにやっているんだろう、私……」
喧騒の中、ポツリとこぼれ出た本音。
トボトボと立ち並ぶショックを眺めては歩を進める。



