相手はもちろん君嶋くん。見られていることに耐え切れなくなり、チラッと彼を見る。
「あの……?」
声を上げると、君嶋くんはどこか嬉しそうに話し出した。
「これまで女性と食事に出かけて、こんなところに来たのは初めてです」
それはそうだよね。副社長で今の君嶋くんの見た目からしても、デートで女性をこんなところに連れてくるとは、到底思えない。
それにこういうところに通っている女性も好みじゃなさそう。だからこそ私はここに連れてきたんだ。
「お恥ずかしい話、これまで交際してきた女性はその、俺の家柄目当ての人ばかりでした。……いや、女性だけじゃない。昔から友達もそう」
「えっ……? 昔から友達も、ですか?」
ずっと口を挟まず聞いていたけれど、これには声を上げてしまった。
だって昔から友達もそうだった、なんて意味深なことを聞いてしまったから。
クラスメイトとして過ごした期間は一年未満だったけれど、それだけの短い期間だったけれど、覚えている。
君嶋くんの周りにはいつも男女関係なく友達がいて、常にクラスの中心人物だった。彼は皆から好かれていたはず。
けれど君嶋くんは苦笑い。
「あの……?」
声を上げると、君嶋くんはどこか嬉しそうに話し出した。
「これまで女性と食事に出かけて、こんなところに来たのは初めてです」
それはそうだよね。副社長で今の君嶋くんの見た目からしても、デートで女性をこんなところに連れてくるとは、到底思えない。
それにこういうところに通っている女性も好みじゃなさそう。だからこそ私はここに連れてきたんだ。
「お恥ずかしい話、これまで交際してきた女性はその、俺の家柄目当ての人ばかりでした。……いや、女性だけじゃない。昔から友達もそう」
「えっ……? 昔から友達も、ですか?」
ずっと口を挟まず聞いていたけれど、これには声を上げてしまった。
だって昔から友達もそうだった、なんて意味深なことを聞いてしまったから。
クラスメイトとして過ごした期間は一年未満だったけれど、それだけの短い期間だったけれど、覚えている。
君嶋くんの周りにはいつも男女関係なく友達がいて、常にクラスの中心人物だった。彼は皆から好かれていたはず。
けれど君嶋くんは苦笑い。



