朝焼いた甘い卵焼きを口に運ぶと、朋子は目を輝かせた。
「それで? どんな方法で彼に復讐するの?」
「復讐っていうか……」
目を輝かせて私の答えを待つ朋子に苦笑い。お弁当を食べる手を止め、私なりの復讐方法を彼女に話した。
「君嶋くんは私に好意を寄せてくれているじゃない?」
「うんうん」
「だから嫌われるためにとことんワガママ言って、困らせようと思って。今日は女優になったつもりで、嫌な女になってくる」
宣言するように言うと、朋子はにんまり笑った。
「いいじゃない。美空って普段ワガママ言わないんだもの。思いっきりワガママ言って彼を困らせてやればいいよ。トラウマが吹っ飛んじゃうくらい、思いっきりワガママ言ってきな!」
「……うん」
返事をしたものの、正直まだ心のどこかでこんなこと、間違っているんじゃないかなって思う自分もいる。
けれどその度に思い出すの。昔の辛い記憶や月曜日、私に会いに来たときの彼の笑顔を。
私は十年以上も苦しんでいるというのに、君嶋くんは私のことなんて忘れていて、昔自分がいじめていた相手を好きになった。そんな彼に少しくらい仕返ししたっていいよね?
そう自分に言い聞かせながら、残りのお弁当を食べ進めた。
「それで? どんな方法で彼に復讐するの?」
「復讐っていうか……」
目を輝かせて私の答えを待つ朋子に苦笑い。お弁当を食べる手を止め、私なりの復讐方法を彼女に話した。
「君嶋くんは私に好意を寄せてくれているじゃない?」
「うんうん」
「だから嫌われるためにとことんワガママ言って、困らせようと思って。今日は女優になったつもりで、嫌な女になってくる」
宣言するように言うと、朋子はにんまり笑った。
「いいじゃない。美空って普段ワガママ言わないんだもの。思いっきりワガママ言って彼を困らせてやればいいよ。トラウマが吹っ飛んじゃうくらい、思いっきりワガママ言ってきな!」
「……うん」
返事をしたものの、正直まだ心のどこかでこんなこと、間違っているんじゃないかなって思う自分もいる。
けれどその度に思い出すの。昔の辛い記憶や月曜日、私に会いに来たときの彼の笑顔を。
私は十年以上も苦しんでいるというのに、君嶋くんは私のことなんて忘れていて、昔自分がいじめていた相手を好きになった。そんな彼に少しくらい仕返ししたっていいよね?
そう自分に言い聞かせながら、残りのお弁当を食べ進めた。



