復讐劇は苦い恋の味

まずは圭に今日は帰らないことをメッセージで伝え、その後に君嶋くんにも今日行くことをメッセージで送った。

そして一応お泊りグッズを持ち、スーパーで食材を買った後、彼の住むマンションへと向かった。



「……ん、よくできた」

あれから緊張しながら君嶋くんの住む部屋に入り、早速料理に取りかかった。

前に圭に作った肉じゃがを食べられたことを話したら、『俺も食べてみたい』って言っていたから。

それとお味噌汁と煮魚。即席のお漬物。肉じゃがに合わせて和食にしちゃったけど大丈夫だったかな?

料理を作っている最中、メッセージに気づいた君嶋くんから返信がきた。

【今日は急いで帰る】と。

さっき今から帰ると電話をもらったし、そろそろ着くころ。

ダイニングテーブルに料理を並べていると、タイミングよく玄関のドアが開く音が聞こえてきた。


「あ、帰ってきた」

エプロンをつけたまま玄関へ向かうと、彼は顔を綻ばせた。

「おかえり」

「……ただいま」

靴を脱ぐ上がると真っ直ぐ私の元へ歩より、彼はそのまま私の身体を抱き寄せた。