「斎藤菊さん、八十三歳。外科病棟で入院です。今、ご家族こちらに来てもらうので手続きと説明をお願いします」
「わかりました」
カルテを受け取り、入力していく。
すると看護師が言っていた通り、患者のご家族が窓口にやって来た。
「すみません、斎藤菊の家族の者です」
「はい」
返事をし、書類を手に椅子から立ち上がり家族の顔を見た瞬間、目を見開いてしまう。
それは相手も同じ。
「え……関、さん?」
「……斎藤さん」
瞬きすることも忘れてしまうほどびっくりした。
まさかここで斎藤さんに会うとは、夢にも思わなかったから。
しかも会うのはあの日以来。お互い気まずくて視線を落とす。
けれどすぐに自分を奮い立たせた。
まさかこんな形で会うとは夢にも思わなかったけれど、私は今勤務中なんだ。仕事を全うしないと。
自分に言い聞かせ彼女を見据えた。
「こちらの書類を明日、入退院窓口へ提出してください、その際には承諾書のサインと引受人の署名もお忘れのないようお願いいたします」
「……はい」
「わかりました」
カルテを受け取り、入力していく。
すると看護師が言っていた通り、患者のご家族が窓口にやって来た。
「すみません、斎藤菊の家族の者です」
「はい」
返事をし、書類を手に椅子から立ち上がり家族の顔を見た瞬間、目を見開いてしまう。
それは相手も同じ。
「え……関、さん?」
「……斎藤さん」
瞬きすることも忘れてしまうほどびっくりした。
まさかここで斎藤さんに会うとは、夢にも思わなかったから。
しかも会うのはあの日以来。お互い気まずくて視線を落とす。
けれどすぐに自分を奮い立たせた。
まさかこんな形で会うとは夢にも思わなかったけれど、私は今勤務中なんだ。仕事を全うしないと。
自分に言い聞かせ彼女を見据えた。
「こちらの書類を明日、入退院窓口へ提出してください、その際には承諾書のサインと引受人の署名もお忘れのないようお願いいたします」
「……はい」



