復讐劇は苦い恋の味

言葉に詰まる。それがわからないからこそ、こんなにもモヤモヤしているんだ。

すると圭は小さな溜息をひとつこぼし、冷蔵庫の中から牛乳を取り出し飲んだ。

相変わらずコップに注ぐことなくそのまま。

「圭? いつも言ってるけど……」

「姉ちゃんどうしてそこまで過去のことに、こだわるわけ?」

私の声を遮り話す圭。

「いいじゃん。あいつ、今は姉ちゃん一筋で姉ちゃんとしかシていないわけだろ?」

「なんてことをっ……!」

さらりととんでもないことを言う圭に声を荒げてしまう。

圭はそんな私を信じられないものでも見るような目で、まじまじと見つめてきた。

「え、姉ちゃん……あいつと付き合ってもう三ヶ月経つよな? まさかまだあいつと……」

「それ以上言わないで!」

圭の声を遮り、慌てて引き出しの中からカップラーメンを手に取った。

「悪いけどもう寝るから。今日はこれで我慢して」

乱暴に圭にカップラーメンを押しつける。

「ちょっと待って。マジ? 姉ちゃんまだあいつとヤッてないわけ?」

「……っ!」

居たたまれなくなり唇をギュッと噛みしめる。