復讐劇は苦い恋の味

『えって……いや普通、改まって時間がある時に話たいことがあるなんて言われたら、そう思うだろ? もう会わないって言われるのかと……』

「そんなっ……! 違うから!」

そんなこと言うわけないじゃない!

ここがカフェとうことも忘れ、声を荒げてしまう。

けれどすぐに我に返り、一斉に集めて視線から逃れるように下を向いた。


やだ、私ってば恥ずかしい。ムキになって大声だしちゃうとか……。

自己嫌悪に陥っていると、電話越しからは安心した君嶋くんの声が届いた。


『そっか、よかった。……美空ちゃんからメッセージを送ってくるなんて珍しいから嬉しくなって仕事中に見ちゃったけど、内容が内容だけにびっくりして。仕事中断してこうやって電話かけちゃったよ』

「ハハッ」と笑いながら話す君嶋くんに、すぐに「ごめん」と謝る。

そうだよね、いきなり話があるなんて意味深なことを送っちゃったら、気になっちゃうよね。

申し訳なく思っていると、君嶋くんはそんな私を気遣うように言った。