復讐劇は苦い恋の味

家族なら心配して当たり前だよね。逆の立場だったら、私も圭に同じことを言うと思うもの。


「会わせるべきだと思うよ。それと彼にも金曜日のことをちゃんと話しておいた方がいいと思う。圭くんが追い払ってくれたからって、また変態野郎が接触してこないとは限らないでしょ? 忘れた頃にまたひょっこり現れるかもしれないじゃない」


「それはわかってるけど……」

だから圭が今朝病院まで送ってくれたんだ。

帰りもできれば迎えに行くとは言っていたけれど、私とは違い圭は仕事で遅くなることも度々ある。


「もちろん私も一緒に帰れるときは帰るようにする。でも毎日は無理だし、圭くんだって仕事で遅くなる時が多いでしょ? そんな時、彼も事情を知っていていつでも駆けつけてくれる状態なら、美空だって心強いじゃない」
「そうだけど、でも頼ってもいいのかな? 君嶋くんとはそんな関係じゃないし……」

お見合いはしたけれど、私と君嶋くんの関係は曖昧なまま。それなのに、そんなこと頼んじゃってもいいのかな? 

迷惑じゃない?

そんな不安がよぎるも、朋子はきっぱり言った。