復讐劇は苦い恋の味

週明けの月曜日の昼休み。休憩中に金曜日のことを話すと朋子はドヤ顔。

今日は双子ちゃんがお弁当の日だったらしく、朋子もお弁当を持参しており、ふたりでイートインスペースで昼食を共にしていた。

がやがやと騒がしい場所で朋子の説教は始まった。


「普段から気をつけないとだめだってことが、これでよーくわかったでしょ? 今回はたまたま圭くんが帰国後迎えに来てくれたから、どうにか難を逃れられたのよ? スーパーラッキーだっただけ。叔母さんが圭くんに電話でお見合いのことを伝えずに、圭くんが聞いたとしても帰国しなかったら、どうなっていたか……!」


わざとらしく両手を擦り身震いする朋子。


オーバーなリアクションに呆れつつも、もしかしたら現実になっていたかもしれない事態に、想像するだけで私こそ身震いしてしまいそうになる。

「反省してるよ。……本当、圭が来てくれなかったらって思うと怖いから」

素直に非を認めても、朋子の説教は続く。

「本当にちゃんと反省してるの? 美空ってしっかりしているようで、案外抜けているからね。だから変な男につけ込まれるのよ」