復讐劇は苦い恋の味

だからきっとこの先も君嶋くんとなにかあっても、私は大丈夫だよね。

「本当にわかってるの?」なんて悪態をついてきた朋子に「わかってるよ」と明るく返しながらも、心の中で何度も感謝の言葉を唱えていた。



「やばい、お迎えの時間遅れちゃう! 美空、また来週ね!」

「うん、お疲れ様。気をつけてね」

次の日の金曜日。


やっと一週間の勤務も終わり、朋子や他の同僚たちと控室で話をしながらゆっくり着替えていると、のんびりし過ぎたようで朋子は慌てて控室から飛び出して行った。

そんな彼女の後姿を見送り、私も同僚に挨拶をし控室を後にした。

職員専用出入り口に続く廊下を歩いていると、バッグの中に入れてあるスマホが震えた。

一度足を止め、バッグの中からスマホを取り出して確認すると、君嶋くんからメッセージが届いていた。

「君嶋くんからだ……」

彼からメッセージが届いただけで、ドキッとしてしまう。

廊下の端に寄りタップして内容を確認する。