「ちょっと変なこと言わないでよ」
ここに君嶋くんがいないことはわかっているけれど、変な焦りを覚える。
誰かに聞かれていないかと周囲を気にしていると、朋子は箸を休めニヤニヤしながら私を眺めてきた。
「本当のことじゃない。……彼のことが好きなんでしょ?」
「好き、だなんて――」
その先の言葉を飲み込む。
朋子には嘘はつけないし、ついたところで簡単に見抜かれてしまう。
だからこの間の遊園地デートのことも、その時感じた彼に対する想いも全て包み隠さず話した。
すると朋子は嬉しそうに『それは恋でしょ』って断言したんだ。
そんな彼女に私は強く言い返すことができなかった。自分でも気持ちに変化に気づいているから。
でもやっぱり彼との関係が関係なだけに、素直に認められない自分がいる。
「いい? 本命ができたら、その人に誤解を与えるような言動は気をつけないと! 美空にその気がなくても、言い寄ってくる男はいるかもしれないでしょ? 変な誤解を与えて彼とうまくいかなくなっちゃったら、どうするのよ!」
「……と、言われても私と君嶋くんは……」
ここに君嶋くんがいないことはわかっているけれど、変な焦りを覚える。
誰かに聞かれていないかと周囲を気にしていると、朋子は箸を休めニヤニヤしながら私を眺めてきた。
「本当のことじゃない。……彼のことが好きなんでしょ?」
「好き、だなんて――」
その先の言葉を飲み込む。
朋子には嘘はつけないし、ついたところで簡単に見抜かれてしまう。
だからこの間の遊園地デートのことも、その時感じた彼に対する想いも全て包み隠さず話した。
すると朋子は嬉しそうに『それは恋でしょ』って断言したんだ。
そんな彼女に私は強く言い返すことができなかった。自分でも気持ちに変化に気づいているから。
でもやっぱり彼との関係が関係なだけに、素直に認められない自分がいる。
「いい? 本命ができたら、その人に誤解を与えるような言動は気をつけないと! 美空にその気がなくても、言い寄ってくる男はいるかもしれないでしょ? 変な誤解を与えて彼とうまくいかなくなっちゃったら、どうするのよ!」
「……と、言われても私と君嶋くんは……」



