『おい、勝手に見るなよ』
『いいじゃん、見るくらい』
止める君嶋くんを気にすることなく、彼の筆箱を漁っていたのは、クラスで一番可愛かった斎藤さんだった。
ふたりは付き合っていなかったけれど、恋愛経験のない私でも気づくくらい、斎藤さんは常に君嶋くんの隣にいた。
きっと彼のことが好きだったんだと思う。
『別になにも面白いものなんて入ってねぇよ』
呆れ口調で話す君嶋くんに、斎藤さんは嬉しそうに『それでも見たいの』って言っていた。
一緒にいた女子とキャッキャッしながら、楽しそうに君嶋くんの筆箱の中を見ていたけれど、ふと彼女たちの視線に気づいた。
日誌を書く手を休めチラッと見ると、やっぱり彼女たちは私を見ていた。
けれど次に見ていたのは私ではなく、私が手にしていたシャーペンだと気づいた時、斎藤さんは嫌悪感を露わにして言ったんだ。
『嘘、ちょっとやだ。君嶋くんってば関さんと同じシャーペン使ってるじゃん』
『は?』
え……お揃いのシャーペン?
『いいじゃん、見るくらい』
止める君嶋くんを気にすることなく、彼の筆箱を漁っていたのは、クラスで一番可愛かった斎藤さんだった。
ふたりは付き合っていなかったけれど、恋愛経験のない私でも気づくくらい、斎藤さんは常に君嶋くんの隣にいた。
きっと彼のことが好きだったんだと思う。
『別になにも面白いものなんて入ってねぇよ』
呆れ口調で話す君嶋くんに、斎藤さんは嬉しそうに『それでも見たいの』って言っていた。
一緒にいた女子とキャッキャッしながら、楽しそうに君嶋くんの筆箱の中を見ていたけれど、ふと彼女たちの視線に気づいた。
日誌を書く手を休めチラッと見ると、やっぱり彼女たちは私を見ていた。
けれど次に見ていたのは私ではなく、私が手にしていたシャーペンだと気づいた時、斎藤さんは嫌悪感を露わにして言ったんだ。
『嘘、ちょっとやだ。君嶋くんってば関さんと同じシャーペン使ってるじゃん』
『は?』
え……お揃いのシャーペン?



