復讐劇は苦い恋の味

確認すると仕事関係だろうか。彼の表情が強張った。

「……ごめん、ちょっといいかな?」

「うん。あ、じゃあゲート近くの売店にいるね」

「わかった、すぐ行くから」

そう言うと君嶋くんはすぐに電話に出た。

「悪い、なにかあったか?」

電話に出た彼の声はいつになく厳しい。やっぱり仕事関係の連絡だよね。

気遣わせてはいけないと思い、足早にゲート近くにある売店へと向かった。


店内に入ると、所狭しとお土産品が並んでいた。遊園地のマスコットキャラクターのグッズをはじめ、お菓子におもちゃまでなんでも揃っている。

「……あっという間の一日だったな」

ゆっくりとそれらを見ていると、ポツリと漏れたひとり言。

仕事の日も時間が過ぎるのは早いけれど、今日ほど早いと感じたことはないかも。それほど楽しい一日だった。

お土産品を見ていると、目に入ったのはキーホルダー。

あ、そういえば君嶋くんにお土産買わないと。遊園地に来た記念になるものが欲しいって言っていたよね。

そうなると、やっぱりキーホルダーとか、物になるよね。