「美空ちゃん……」
目を見開き、茫然とする彼を見て可笑しくてまた笑ってしまった。
だって彼と会う目的は、最初は復讐するためだった。
彼は私のことなんて忘れていて、昔自分が嫌いでいじめていた相手を好きになったんだよ?
それが悔しくて、散々彼を振り回してワガママ言って、幻滅させて向こうからこの話を断らせるつもりだった。
それなのにたった数回会っただけで、いとも簡単に私の心は大きく動かされた。
ワガママ言って振り回そうとしていた相手に、下調べをしてもらったくらいで申し訳なく思うなんて矛盾している。
そう思う自分が可笑しくて笑っていると、君嶋くんも笑みを零した。
「調べることを苦痛には思わなかったよ。むしろ調べている間はずっと幸せな気持ちだったから。……だから謝らないでほしい」
「君嶋くん……」
ちょうど列が進み、彼に「行こう」と言われ数歩進む。
そして再び立ち止まると、彼は真っ直ぐな瞳を私に向けた。
「こうして美空ちゃんと遊園地に来られているだけで嬉しいんだ。……さっきみたいに笑ってもらえたら、もっと俺は幸せな気持ちになれる。だから今日はめいいっぱい楽しもう」
目を見開き、茫然とする彼を見て可笑しくてまた笑ってしまった。
だって彼と会う目的は、最初は復讐するためだった。
彼は私のことなんて忘れていて、昔自分が嫌いでいじめていた相手を好きになったんだよ?
それが悔しくて、散々彼を振り回してワガママ言って、幻滅させて向こうからこの話を断らせるつもりだった。
それなのにたった数回会っただけで、いとも簡単に私の心は大きく動かされた。
ワガママ言って振り回そうとしていた相手に、下調べをしてもらったくらいで申し訳なく思うなんて矛盾している。
そう思う自分が可笑しくて笑っていると、君嶋くんも笑みを零した。
「調べることを苦痛には思わなかったよ。むしろ調べている間はずっと幸せな気持ちだったから。……だから謝らないでほしい」
「君嶋くん……」
ちょうど列が進み、彼に「行こう」と言われ数歩進む。
そして再び立ち止まると、彼は真っ直ぐな瞳を私に向けた。
「こうして美空ちゃんと遊園地に来られているだけで嬉しいんだ。……さっきみたいに笑ってもらえたら、もっと俺は幸せな気持ちになれる。だから今日はめいいっぱい楽しもう」



