私とは違い、いつもクラスの中心人物で彼を慕う友達がたくさんいた。
バスケが上手で、他の同級生の男子より一際光り輝いていた。……そんな彼に私は恋をしていたのかな。
だから今も忘れられないほど深く傷ついてしまったの?
やっぱり考えても出ない答えに、心の中はモヤモヤするばかり。視線を彼から窓の外に流れる景色へと向けた。
「遊園地で大丈夫だった?」
「えっ?」
不意に聞かれ再び彼を見る。
「この前もだけど、勝手に決めちゃってごめん。……どうしても一緒に行きたかったから」
ちょうど信号は赤に変わり、彼は申し訳なさそうに私を見てくる。
「もし、遊園地は好きじゃなかったら言って。行き先変更するから」
「そんなことないよ。……実は私、遊園地に行くのは高校生ぶりで。もう十年以上行っていないから、ちょっと楽しみだったの」
「え……」
驚く彼だけれど、信号が青に変わりすぐに車を発進させた。
「そうだったんだ。……高校生ぶり、か」
「……うん。君嶋くんは?」
尋ねると彼は前を見据えたまま答えてくれた。
「俺は大学生の時以来かな? ……父さんが亡くなってからは、一度も」
「そっか。……じゃあ私と同じだ」
バスケが上手で、他の同級生の男子より一際光り輝いていた。……そんな彼に私は恋をしていたのかな。
だから今も忘れられないほど深く傷ついてしまったの?
やっぱり考えても出ない答えに、心の中はモヤモヤするばかり。視線を彼から窓の外に流れる景色へと向けた。
「遊園地で大丈夫だった?」
「えっ?」
不意に聞かれ再び彼を見る。
「この前もだけど、勝手に決めちゃってごめん。……どうしても一緒に行きたかったから」
ちょうど信号は赤に変わり、彼は申し訳なさそうに私を見てくる。
「もし、遊園地は好きじゃなかったら言って。行き先変更するから」
「そんなことないよ。……実は私、遊園地に行くのは高校生ぶりで。もう十年以上行っていないから、ちょっと楽しみだったの」
「え……」
驚く彼だけれど、信号が青に変わりすぐに車を発進させた。
「そうだったんだ。……高校生ぶり、か」
「……うん。君嶋くんは?」
尋ねると彼は前を見据えたまま答えてくれた。
「俺は大学生の時以来かな? ……父さんが亡くなってからは、一度も」
「そっか。……じゃあ私と同じだ」



