閃光は寸分の狂いもなくテロリスト機に吸い寄せられるように飛んでいき。

「！！！！」

見事に直撃した！

Ｓフィールドが視認できるほどに光を放ち、ハイバスターランチャーを食い止めようと力を発揮する。

しかし。

「！！！！！」

これ程の出力を食い止められるものなど、この世には存在しない。

Ｓフィールドはものの見事に貫通され、テロリスト機に高熱の重金属粒子が直撃した！

それは貫通ではなく、『溶解』。

あまりの熱量に機体が融け、変形し。

「！！！！！！！！」

最後には大爆発を起こした！！

そしてその爆発の後。

風を斬るような音を立てながら飛んでいった何かが、地面に突き刺さる。

それは、テロリスト機の装備していたコテツブレードだった。

「…確かに返してもらったぞ｣

俺はコクピット内で呟き、笑みを浮かべるのだった。