「どした?忘れ物?」 「あのさ、2年前は本当にごめん。 俺5年の時からずっと、加奈のことが好きだったんだ。」 「は?!」 「だから、罰ゲームで告白することになったとき、相手は加奈って思った。」 「……」 「でも俺、罰ゲームで告白とか本当に嫌でさ。 けど、もし断られても、罰ゲームだって言えばいいかって思って、お前のこと呼び出したんだ」 「そう…だったんだ…」 「俺、最低だよな。」 「うん、まーね」 私も、ずっと直哉のことが好きだった。 だから、直哉に告白されて、すごく嬉しかったんだ。