「別れて欲しいんだ。」

唐突に言われた別れの言葉。
薄々きづいていた。あなたの夢には私は邪魔だったかな。

「・・・わかった。今までありがとう。」

君は少しだけ驚いた顔したけどすぐいつもの顔に戻り、少し寂しそうに笑って

「こちらこそありがとう。幸せになって。」

そういって帰って行った。

ドアがバタンと閉まった時、こらえていた涙がぼろぼろと溢れた。幸せになってだなんて残酷だ。私はあなたの隣で幸せになりたかったのに。