『ピーーーーーーー』 『ご臨終です』 … 医者の声。 病室には、医者と看護師と私だけ。 君は息をひきとった。 悲しみ?絶望?そんなもんじゃない… 苦しくて、苦しくて、 ただ、私は君が大好きだった。 ねぇ、なんで、なんで? 私をおいていくの? まだ、君に言えてないこと たくさんあるのに… なんで? どうして? 君が、なんで死ななきゃいけないの? 目を覚まして…お願い さっきまで、生きてたのに… ポタポタと、涙が落ちていく そっか、私 泣いてるんだ… 苦しくって… 悲しくって… 吐き気がした 私は病室を出た。 全力で走って。 階段をかけおり、外へ、出ようとした。 『ガクッ』 次の瞬間 私は足を滑らせ階段から落ちた 世界の時間が止まったみたいな感覚だった そして、私は地面にうちつけられた。 あぁ、私も死ぬのかな… 視界が暗くなった