「浮気してたくせに。」

私と菅原君が別れた理由は、菅原君の浮気。
三股くらいかけてたんじゃなかったかな⁇

だから、別れた。

「悪かった、って思ってる。
だから!!!」

「私が先生を選んだの、私は先生が好きなの。

菅原君のことは、何とも思ってない。」

もう、何を言われても 菅原君のことは好きにならないよ。

「何で、そんなジジィなんだよ。
同級生の他の奴なら、まだ諦めもつくのに……、何で明智なんだよ……」

「誰がジジィだよ、6歳差の相手にジジィとは言わない。」

先生もムキになっちゃってる。
まぁ、確かに年齢差はそれほどないよね。

「とりあえず、幸田が2人のこと 探してる。
もう飯食いに行くところに向かうらしい。」

7時に予約してる、って言ってたから。

「分かった、なら 行くか。」

そう言って、先に歩き始めた先生。

「おい、明智。」

菅原君の声で先生は立ち止まる。

「未来のこと、悲しませたりしたら 許さねーからな⁇」

「知らねぇよ、勝手にやってろ。」

先生はそのまま行ってしまった。

取り残された、私と菅原君。

「嫌なことあったら、直ぐに俺に言えよ⁇
お前の代わりに、一発 殴ってやるから。」

「心強いね。」

と私は笑った。

校門前に着くと、直ぐに真宙に色々とゴチャゴチャ言われた。

まぁ、全部スルーしたけどね。
3年間も付き合っていれば、スルースキルくらいは勝手に身についていくから。