「あ、スペシャルゲストさん来た。」
真宙がそう言うから、真宙の見て居る方向を見る。
「ええっ、こういうのって 先生も参加したりするの⁉︎」
歩いて来たのは先生。
先生の私服、ってレアなんだよね 異常なまでに。
修学旅行の時のホテルの中でしか見たことないもん。
あー、それと体育祭の時のジャージくらいかな。
「先生、遅いですよー⁇」
真宙が先生に話しかける。
「ちゃんと来たんだから、いいだろ⁇
ほら、待ち合わせ時間ジャスト。」
先生は腕時計を見せた。
「まぁ、来てくれたんで許します。」
真宙……、君 何様なんだよ。
「伊原も居るんだ。」
真宙は今回の幹事らしくて 他の人に呼ばれて この場から離れた。
「今回、強制参加させられたので。」
「あー、伊原もか。
俺も、強制参加って言われた。」
やっぱり、真宙は強引だな。
「まぁ、伊原が居るなら 来た意味もあるか。」
私は首を傾げた。
「え⁇まさか、忘れてないよな⁇」
「何をですか⁇」
何か必要な持ち物とか、あったっけ⁇
財布と携帯があれば、なんとかなるでしょ⁇
「俺たち、付き合ってるだろ⁇」
「あぁ、そう言えば。」
現実味がなさ過ぎて 忘れかけていた。
"……嘘だろ⁇" と狼狽える先生。
「夢でも見てたような気分で、信じられなくて。」
"そっか" と柔らかく微笑む先生。



