君だけに愛を乞う

その後私達は連絡を取ることはなくなった。

はっきりと別れようという言葉は出していなかったけど、私の発言はそう言ったことと同然で、彼はそれを承知したということになる。

最後まで私のわがままを通してしまった。

菅野さんのことで離れた時と同じように単調な生活を繰り返したけど、あの時と違うのは私達の関係は終わったということ。

彼のいない毎日に慣れることなんてないけれど、私はそれに慣れないといけないんだ。

今まで参加していた同期会も遠慮することを伝えると、みんな驚いた顔を見せた。

本当にみんなには申し訳ない。

こんな形で迷惑をかけてしまって。

そうしてでもまだ彼に会うことはできなかった。

ずるいけど、逃げ道を作りたかった。

そして会社ではひたすら仕事に邁進して、いつも以上に残業も自ら請け負った。

彼のことを考えてしまう時間を作らないように。

心配して声をかけてくれる同期のみんなや同僚達。

なるべくみんなに笑顔を見せて、取り繕う毎日を過ごした。