「……おはよう。朝から騒がしかったけど、またいつもの?」


そう言ったのは兄の藤香星哉(ふじか せいや)
どこかの一流企業に今年入ったばかりの、まぁエリートではない……あるのか?ま、どっちでもいーか。
そんなお兄ちゃんは軽い隠れシスコンである。
それを知っているのはその標的というか当事者である私と夜空だけ。
何で「隠れ」がつくのかはまた今度説明するね。


「まぁ、これも家の風物詩だ。」


そして最後にお父さんの藤香星斗(ふじか せいと)
物静かで、大学で働いているお父さん。お母さんとは大学…ではなく友達を通じて知り合ったらしい。
そしてお父さんは大学で宇宙とかの研究をしてる。
私達の名前もお父さんが決めたらしい。


これが私の家族。