胸を締め付ける 言葉の羅列

こんな素敵な 作家さんがいて

こんな素敵な 作品が読める



もう いいんじゃないかって

何度も繰り返した言葉を

またあたしに贈らなきゃいけなくなった



書きたい
書けない
描(えが)けない


あたしは ピンクのケータイを握り締めて
途方に暮れる



冷めた珈琲は やたら苦くて


うん


私の涙は そいつのせいだよ




空は 高くただ蒼く

書きたい私と
描けない私の

狭間にあって 嘲笑う




今 足りないもの 全部かき集めたら
あたしも そこに行けるかな



頑張って 歯を食い縛って

あたしが そこに行く価値はあるのかな


2008.晩秋 お気に入りの珈琲カップ片手に読書を愉しみながら