虹色キャンバス

「お前って呼ばれるの好きなのか?」


「うん。好き」


「ふ~ん」


「そうだ!」

何か思いついたように安西が僕の顔を見た。


「私、モデルになってあげるよ」


「はあ? なんだよ、いきなり」


安西は立ち上がるとアトリエの出入口へ駆けより、引き戸の鍵を閉めた。