虹色キャンバス

へぇ!?


高島さんが、すぐ横まで来た。

もちろん、バスタオル一枚巻いただけの姿で。


「あ、あれ? どうしたんですか?」


「あの部屋、ちょっと臭いがね」


着替えのための部屋は油画の準備室だったから画材などは置かれたままだった。


アルコールや油絵の具独特の臭いが部屋中に染み付いていた。