虹色キャンバス

「額に入れると、どんな絵だって上手く見えるんだよ」

「言うかな、そういうこと」

「なんかさぁ、こういう場所に飾られると照れない?」

樋口が言った。


「樋口はいいさ。上手だから」

「あら、佐久間君らしくないわね。いつになく弱気じゃない」

「なんていうか。心境複雑なもんでね」

「お前、大丈夫か?」

話をしていると樋口の携帯が鳴った。