虹色キャンバス

同級生の女子生徒を一緒に乗せると、

車は静かに走り出し、

暗闇の向こうに消えていった。


「さすが、お嬢さんだねぇ」

僕がそうつぶやくと


「なぁ、可愛いだろ。美奈ちゃん」

と村上が言った。


「あの子と付き合うのか?」


「付き合いてぇなぁ」