虹色キャンバス

抱き合ったふたりは、キスをしているようだった。

僕たちが来たことには全く気づいていなかった。

なるほどな。

村上が僕たちに手伝って欲しいと頼み込んできたときから、なにかあるなとは思っていたが。

そういうことだったか。

僕は安西を連れて下へ降りた。


ここで部屋に入るのは、さすがにデリカシーがない。