「ここは、お前たちだけか?」 「いえ。あと二人います」 「じゃ、すぐ帰るようにな」 「はーい」 「村上たち呼んでくるよ」 「あたしも行く」 音楽科の生徒2人を残して、 僕は安西と一緒に2階にある調整室へ向かった。