虹色キャンバス

安西はベッドに腰掛けながら興味深そうにビデオを見ていた。


僕は、なんだか妙に恥ずかしくなり

ごまかす振りして部屋の内装を見て歩いた。


「ねぇ、すごい事してるよ」


「…おう、こっちが風呂場か…で、こっちがトイレ」


「ねぇねぇ。すごいよ」


「…」


「フフ。な~に恥ずかしがってるの?」

安西が後ろから抱き付いてきた。