「...っ、臭い」
生臭い臭いで再び目を覚ました。


周りは血が飛び散って真っ赤に染まっていた。


そしてソファの傍に血まみれの誰かが倒れていた。


「...っ」


あれは永戸...?


原型を留めていないが腕に付けているシルバーの時計が永戸だと表していた。


どうして...?
まさか悠がやったの?


「あっ...お姉ちゃんおはよ、邪魔者は排除シタヨ...?」


そう言って血まみれの悠が近づいてくる


「嫌っ...近づかないで!」

私は恐怖で体が震えていた。


こいつは狂っている...