次の日。



いつものように米倉くんは、ウォークマンを耳に、窓の外をぼんやり見つめていた。



その後ろ姿を見つめながら……、



なんかホッとしてるわたし。



今日は居る……。


米倉くんのピアノが聴ける。



それだけで、放課後が待ち遠しかった。