俺の世界はとてつもなく狭い。
君と俺だけ。それ以外は何も要らない。
だから、君がいなくなっただけでこんなにも世界が酷く色褪せて見える。
カーテンの隙間から差し込む朝の暖かな太陽の光も、通学路を歩く小学生の笑い声も、風に吹かれ揺れる野花も

全てが色褪せて見えるんだ。