幼い頃から[My angel]と呼ばれていたし、父は私が本当に欲しいと思ったものだけは何でも買ってくれた。
ただ、友達の真似で欲しいものは買ってくれなかった。
そして様々な稽古をし、経験をさせてくれた。
だが、男友達と話していると警察のような取り調べが始まる。
それは面倒だったが、私は無視をして男の子と話していた。
だから日本に帰国し、女子校に通うことになったときに父の策略だと思った。
「でも杏樹は俊さんの事大好きよね」と母は笑いながら言った。
父は勉強を教えてくれるし、悩んでいることがあれば相談に乗ってくれる。
面倒なこともあるが、私は父が大好きだ。

