おばさんガール

道沿いに植えられた樹の葉っぱは、気持ち良さそうに青々と揺れている。

この風景は、15歳の三津代の記憶とほとんど変わりなく、ぴったりと重なった。

「きれい…。」

樹々たちは、20年以上年を重ねたなんてわからないほど、若々しく凛とした葉をたくさん育てている。


最後にみた季節が秋だったせいか、時間が戻ったような不思議な感覚におそわれた。

変わるものと変わらないものの間で 三津代はぼんやりと立ち尽くす。