潔音様にとって、速水花音様と出会ったことはある意味必然だったのかもしれません。
「潔音様、差し出がましいことを言うようですが、速水とは、やはりあの速水様のことではないでしょうか?
今日お会いした速水花音様は、あのお二方にそれとなく面影があるようにも思いましたし。」
「私も………私も、そう思ったんです。」
あのお二人に面影のある速水花音様。
もしそうならば、潔音様はこれからどうなさるおつもりなのでしょうか………。
「名前も、あの人から聞いていたものと一致するんです。………………だから、だから調べるのは確認程度でいいんです。それに、一応の確信もありますから。」
「その確信と言うのをお聞きしてもよろしいですか?」
「………速水花音様が、帰り際に言ったんです。私のお父さんは皇一紗のファンで、皇一紗のことが出るテレビや記事を欠かさず見てるって。」
「それは………。」
「これだけ揃えば、もう確信にしかなりません。」
そう言う潔音様は、俯いていて何を考えていらっしゃるのかよくわかりませんでした。
そんな潔音様に言えることは………。

