縛られし者





その言葉に反応したのは、やっぱりと言うか私と涼太。



「涼太、さっきまで寝てなかったか?」

「クッキーのいい匂い、したから………起きた………。」

「食い意地だけは人一倍だよな、お前。」



クッキーを一つ手に取って見てみても、これが手作りだとは到底思えないクオリティの高さ。



「あ、美味しい!潔音ちゃん、これ美味しい!」

「うん、美味しい………。」

「そうですか?それは良かったです。」



他の皆も気に入ったみたいで、次々にクッキーに手を伸ばしている。



「そう言えば、あの頼まれ物って何?」

「あの頼まれ物………?あぁ、そう言えば学校で私に時間があればお見せすると言いましたね。」

「うん。」

「ではクッキーもちょうど無くなったところですし、見に行きましょうか。」