縛られし者





とりあえず入れば直ぐに豪華なシャンデリアがあって、先の見えない廊下には高そうな花びんとか絵とかが飾られている。



「稜様、慧様、お帰りなさいませ。」

「ただいま戻りました。あの………その様付け辞めてもらえませんか?」

「それは出来ません。慣れてください」

「そうですか………。」

「頑張ってみます………。」



ドラマとかに出てきそうなメイドさんと別れた私達。



「とりあえず稜の部屋に行こう。」

「別にいいけど、慧の部屋は?」

「俺の部屋、片付けの最中で面倒になったままだから散らかってるし。後、ちょっと目を離したら道がわからなくなった。ここどこ?」



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「まぁ、確かにこの屋敷広いよな………。」

「そうだな………。それとここは俺達の部屋がある場所のすぐ近くだ。」

「え、まじで?そう言われると見覚えのある廊下のような気がしてきた。」



それ、錯覚や思い込みって言うんじゃない?



「ほら、もう着いた。」

「おぉ、本当にすぐ近くだった。」