縛られし者





何か怖そうな女の人出て来た………。



「あの、潔音さんもう帰って来ていますか?」

「潔音様でしたらすでにお帰りになられております。
今はお仕事を一時中断されてお菓子を作っておられますよ。今日は甘い物好きの方が来られるとかで、どうせなら自分の作ったお菓子の味見をしてもらいたいとか。」

「お菓子!?潔音ちゃんが!?」



思わず怖いのも忘れて女の人に食いつくと、女の人の目が一瞬見開かれたような気がしたけど………気の所為かな?


まぁ気の所為だよね。



「え、えぇ。そんなに暇も時間もないのでクッキーぐらいしか作れないとおっしゃっていましたが。
もしかして、潔音様が言われていた甘い物が好きな方と言うのは………。」

「私です!私、クッキーも大好きなので大丈夫です!いや、甘い物は何でも好きです!いつでもウェルカムです!楽しみ〜。」

「………まずは如月稜様か如月慧様のお部屋へ行かれてはどうですか?宿題があると潔音様から伺っておりますし。」

「「「「げっ。」」」」



天から地獄へ一気に落とされた気分。