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「潔音ちゃん、午前はどうだった?」
席の近かった私は潔音ちゃんとすぐに仲良くなった。
今潔音ちゃんは美人転校生として一気に有名になり、周囲から大量の視線を浴びながら食堂で私達と昼食をとっている。
潔音ちゃんお茶しか飲んでないけど。
「中学校なんて初めてなのでよくわからないこと多いですけど、これはこれでおもしろいと思います。
…………その、人って意外な面もあるんだなって思えて………。」
何とも言えない表情の深愛ちゃんの視線の先には、午前中の授業ずっと眠っていた涼太が大盛りの牛丼三杯目を食べている姿があった。
「涼太は寝ることと食べることが好きだから。よくそんなに食べられるよね。」
「その台詞……花音にだけは、言われたくない………。花音こそ、よくそんなの………食べられるよね………。」

