色めき立つ男子の目線は、主に潔音ちゃんの胸に向かっていた。
思わず私も自分の胸に目線が向かったのは、仕方がないことだと思うな。
「紫雨の席は………そこの寝ている緑の隣だ。あぁ、名前は佐藤涼太だ。」
「………わかりました。」
弱冠戸惑った様子の潔音ちゃんが可愛い。
「佐藤涼太様ですよね、よろしくお願いいたします。」
「うんよろしく………。あ………一条先生……。」
「何だ。」
「俺の髪の毛……緑色じゃなくて深緑色だから………。」
いやそこどうでもよくない?
そんなことより緑って言われたことを気にしようよ。
「緑だろうが深緑だろうがどうでもいい。それよりも、俺が話をしている最中に寝ていることに問題がある。
寝るなら俺の授業以外の時にしろ。」
「「「「「「「そこ!?」」」」」」」

