「本心を申し上げたまでですが……何か?そもそも下手に地位のある女性は捨てる時の後始末が本当に大変なんですよ。知らないのですか?」
「寧ろ何で潔音は知ってるふうなわけ!?」
「昔、女性関係でとても困っていた人の手助けをしたことがありまして。その時に結構大変だったので。」
「お前は本当に何をやってるんだ!?」
拗れた女関係は、お金だけでは解決出来ない問題が沢山ですからね。
その人のことを忘れてもらう為に、別の男を紹介したりしなくてはならないから何かと面倒くさい。
かといって放置すると、もっと面倒なことになるので放置も出来ませんし………。
「本当に人間というのは面倒な存在ですね。」
「潔音ちゃん!!貴女本当に中学生ですか!?」
「大学生です。」
「今通ってる学校基準で言ってるんじゃなくて、年齢的なことを言ってるの!潔音は13歳でしょ!」
「その13歳に仕事を押し付けて愛人に会いに行っているのはどこのどなたですか。」

