「お父様……愛人を作るのはお父様の勝手ですが、流石に子持ちの女性を愛人にするのは如何なものかと思いますよ。せめてキャバ嬢とか風俗の女性とか………そういった類の女性にしてください。」
「ふ、風俗って………。」
何だか微妙な顔をされてしまいました。
お父様はもう子供ではないのですから、風俗と言われたぐらいで取り乱すようなことはないと思うのですが………。
「つまり………潔音さんの言いたいことを端的に言うと?」
潔音さん?
「愛人を作るのなら、いつ捨てても問題が無く、気持ち的にも人間関係的にも後腐れのない女性にしてくださいと言っているんです。」
「潔音ちゃん!!??なにいつもと変わらない笑顔で恐ろしいこと言ってんの!?」
恐ろしい?

