そして、私の方を向いた。
「お父様に聞いたところ、式は6月を予定されているとか。まぁその6月しかお父様の予定が空いてないので仕方が無いといえば仕方が無いのですが………それでも後2カ月間程しかないのは変わりませんので採寸は今日しましょう。
お父様、私と如月茜様は採寸の為少し席を外します。」
「わかった。突然悪いな。」
「そう思っているのでしたらサボった分の仕事はしてくださいね。」
「まぁ、それくらいは………。」
「では如月茜様、別室に行きましょうか。」
と、あれよあれよという間に私は別室に押し込まれた。
その時、ふと潔音ちゃんは私のことを如月茜様とフルネームの敬称付きで呼んでいることに気がついた。
色々あって私も動揺してたから気が付かなかったけど、今思えば私だけじゃなくて稜や慧のこともフルネームの敬称付きで呼んでいた。
私のウエディングドレスは作ってくれるみたいだけど、私が恭弥さんと結婚することは反対なのかな………?
〜茜side end〜

