縛られし者





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「え?」

「何か?」



私が潔音ちゃんを凝視すると、潔音ちゃんは不思議そうな表情をした。



「潔音ちゃんが………皇一紗?」

「はい。」

「「「えぇぇぇぇええええええ!!??」」」



潔音ちゃんが、あの皇一紗!?



でも恭弥さんが否定しないのならそうなんだろうし、潔音ちゃんも嘘をつているようには思えないし………。



「で、だ。潔音、頼めるか?」

「仕方がないので特別価格で引き受けて差し上げます。」

「そこは結婚祝いで特別に無償で作ってやるとか言って欲しかった。」



驚いている私たちを他所に、恭弥さんと潔音ちゃんは話しを続ける。